執事、募集中

ひつじではないです。しつじです

こんばんは、羊は嫌いだけど執事はカレーライスくらい美味しくいただけるワタクシです

あ、羊を食べるのは大好きです。インドカレーはマトンと決めています

 

 

 

謎解きはディナーのあとで 謎解きはディナーのあとで
東川 篤哉

小学館 2010-09-02
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読みました

 

主人公の宝生麗子は財閥令嬢でありながら現役の刑事でもあるとかいうと、よくある設定で陳腐ですね(笑)となるわけですが

ここに一人の男あり。若くてメガネでスーツのイケメン(推察するに)でなおかつ執事であるとなると話が違います。漫画の世界です

どうにも漫画チックな設定と登場人物、滑稽なセリフ回しで、ちょっと本格派推理小説からは程遠いかなと思いがちですが、これがどうして面白いのです

謎を解くのは、”お嬢様”ではなく”執事”

推理小説には、アームチェア・ディテクティブ(安楽椅子探偵)というジャンルがあります。これは事件現場に赴かず、自宅やもしくはそれっぽい場所で推理する探偵のこと

執事は主にソレなのです。お嬢様の住まう豪邸でお嬢様のお話だけを元に謎解きするわけです

執事でありながら職掌を離れ、そしてお嬢様を思いっきり罵倒しながら小気味よく

 

「失礼ながらお嬢様。この程度の真相がお判りにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか」

「失礼ながらお嬢様、ひょっとしてお嬢様の目は節穴でいらっしゃいますか」

「失礼ながらお嬢様、(中略)それでもお嬢様はプロの刑事でございますか。正直ずぶの素人よりレベルが低くていらっしゃいます」

「失礼ながらお嬢様、やはりしばらくの間、引っ込んでいてくださいますか」

「お許しくださいお嬢様、わたくしチャンチャラおかしくて横っ腹が痛うございます」

本文中より抜粋

 

謎の内容はほとんどが人間の心理や心模様など心理的なトリックで、物理的なトリックがない地味なタイプ。でも、殺人を扱いながらも殺伐としないのは、筆者のセンスと筆力なのでしょうか

執事の言動、お嬢様の可愛らしさ、周りをかためる脇役の個性、すべて楽しめます

とても面白かったですよ、オススメします

推理小説なんて読まないよという人が読んでも楽しめる小説ですね!

執事が欲しくなりましたw

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