雪の日によせて
- 2010年 2月13日
- 投稿者 : halkc
雪の日はとても好きです
物音一つしない静まり返った街というものも、時にはよいものだと思います
雪で思い出すのは、中学3年生の雪の日です
あの頃私は、受験勉強というものに励んでいました
理数系というものが大の苦手でして、公立高校の五教科受験という高い壁に苦しんでいたのですね
リアルな話、理系の偏差値と文系の偏差値が20くらい違っているという恐ろしい状況でして
まぁまぁ、そんな目も当てられない裏事情はともかくも
自身の成績がどうこうというよりも、受験というのは自分が始めて世間の壁にぶち当たるという経験だったのです
初めて自身の能力を試される機会なのです
人生が決まるというほどではありませんが、何かしら左右されるのは確かなことです
成績がイマイチ振るわないということもあり、未体験の底知れぬ不安もあり、似合いもしないナーバスモードに入っていました
勉強をするという習慣も身についていませんでしたので(その後身につくこともなかった)疲労が極限状態でもありました
疲労と不安と恐怖と
図太い私でもまいっていたのです
そんな時、雪が降りました
中学3年生の冬、1月の末だったと思います
勉強も気持ちも煮詰まりに煮詰まった状態でした
夏暑く冬は寒い、けれども雪はほとんど降らないという私の生まれた街で、積もるほど雪が降るのはとても珍しいことでした
外に出てみると冷たい空気が頬を刺し、股間が縮みました(ないけど
サクサク小気味よい音をたてて積もった雪を踏みしめて進むと、いつもの空き地が雪原に変化していました
雪が降る中仰向けに寝転んでみると、降り続ける雪が私だけに落ちてくるようなそんな錯覚に陥りました
静まり返った世界には私だけが存在し、雪も私だけに降ってくるようなそんな感覚
陳腐ですが、自分が悩んでいることや背負っているものが些細に感じました
雪が大気中の塵や埃を洗うように、私の心の淀んでいた部分を洗ってくれたのかもしれません
そんな思い出があります
今でも雪が降ると、あの、寝転がった自分に落ちてくる雪の様子を真っ先に思い出します
もう17年ほど前の出来事です
今の自分から言うと、受験なんてたいしたことではないです
誰もが通る通過点の一つに過ぎません
通った道しか選択肢はなかったと思うのです
私たちは数ある選択肢の中から自分の進む道を選んでいるように思いがちですが、最初から選択肢などないのです
道は一つだけしかない、と思います
自分に言い聞かせるわけではなく、実際選ぶべくして進んできた道だと思っています
とか言うと受験に失敗したみたいに思いますけど、そんなことはありませんからね(笑)
今大変なことも、あとあと思うと些細なことだということです
そんなことって結構あるでしょう?
だから、失敗を恐れないで突き進んで欲しいものだなと思うのです
今年の思い出・雪だるま戦隊ごれんじゃい
いいこと言った~( ´ー`)フゥー...

